長女はもう20歳です。
うちには車があります。
長女はすでに上京していますが、帰省した際に使用できるし何かで急に車を動かす機会がないとも限りません。
なので、18歳当初から免許を取って欲しかったのですが・・・
免許を取らない理由
免許を取らない理由は人によって多々あると思います。
- 都会に住んでいると交通の便が良く、車で移動すると逆に不便。
- 維持費が高い。
- 運転に向いてない。
など、上記理由はどこかで共感できる理由です。
しかし長女の理由は一風変わっております。
「人と霊的な物との区別が付かないから怖い。」
これに共感できる人は稀だと思います。
長女は別に精神疾患があるわけでなく、当人は至極真面目に理由を述べています。
視え過ぎるが故の理由とでもいいましょうか・・・。
遠目からだと人間なのか霊なのか区別がつかないくらいはっきりしている霊も中にはいるらしいです。
なので、「人だと思って青信号で後続車両がいるにもかかわらず止まってしまう」という事態に陥る可能性が高いため、免許は取らない方針らしいです。
この子おそらく視えてるな・・・
長女がこの世のものではないものが視えてるな・・・
と気付いた時期は1歳になる前。言葉も話せない時期でした。
よく遠くを見て笑います。
微笑むのではなく、「キャキャキャ!」っと、6,7ヶ月の子独特の笑い方です。
確実に誰かにあやしてもらっています。それは母親なので分かります。
最初はなんとも思いませんが、それがあまりに頻繁にあります。
おまけに、飼っていた猫や犬がその先を見て怒ります。
幸い?どちらかと言うと「視える家系」(私は視えませんが・・多感な時期声や音ぐらいは聞こえていました)に育った私は、直感的に「何かいるんだなー」と思い、「子供のうちは視えてもそのうち収まるだろう・・」と、特に気にもとめていませんでした。
「おそらく」・・が「絶対」に変わった瞬間
長女2歳。
だいぶ話が出来るようになり、ボキャブラリーも増えて大人と会話できるようになったころ。
しょっちゅう何かと話していました。
もちろんその先には何もいません。
いや、いるんだと思いますが私には視えません。
道を歩いてる最中に
「ママ、見て!猫!可愛いねー」
「ママ!あのおじちゃん何してるの?」
「ママーあそこにワンワンがいる!(指差す先は空)」
などなど。
残念ながら私は視えないので、「どこどこ?え?いない?見えない?」と、会話はすれ違い、長女に「えーっ!あそこ!あそこ!もー!なんで見えないの?(怒)」
と、よく怒られていました。
話し始めたばかりの2歳の子が母親に嘘をつくはずがなく。
あー、この子まだ視えてるのかー(しかもはっきり)凄いなー。
と思っていました。
この当時、私は次女の出産で長女を妹の家に預けたことがあります。
その時、
「あそこの白猫飼ってるの?お名前は?」
や
「なんで○○(妹の名前)の家に知らないおじさんいるの?そこ!そこそこ!」
など。
妹も金縛りにあって猫の鳴き声を聞いたばかりだったので、本気で怖がっておりました。笑
極めつけは4歳
長女4歳、次女2歳の夜。
実家から自宅へ帰る途中でした。
途中にはわりと大きな公園があります。
夜なので公園にはもちろん誰もいませんでした。
でも何故か動いているブランコ。
風が特に強かったわけではありません。
ですが、視えない私は「風で動いている」と考える。なので、気にもとめず自転車で公園の脇を通ろうとしたその時。
「ママ!あそこのブランコにお兄ちゃんがおるー!夜やのに遊んでるー!あかんよなぁ?悪いなぁ!」
突如後ろの補助席から長女の声。
流石の私も鳥肌が立ちました。
私「??どこ?どこに?誰もいないよ?」
長女「あそこっ!ブランコこいでるでしょっ!ほらっ!みえないのっ?」
怒る長女。揺れるブランコ。そして公園の横は葬儀場・・・・・。
嘘のような本当の話。
流石に怖くて「誰もおらへんわーーーーっっ!!!」と、自転車を猛ダッシュでこいで帰宅しました。
これだけ我が子に不思議なことが続けば信じざるを得ません。
母親である私が信じなかったら、長女は人を信じれる人間になれなくなってしまいます。
世の中の人間全てが否定しても私は信じようと心に誓った出来事でした。
こんな家庭環境なので、我が家は霊的なものに対して誰も否定しません。
再婚した現在の旦那様も、幸い「だいぶ強い人間」で、長女とはよく不思議な話をしていました。
長女の力は現在進行形で、しかも今のほうが強いです。
この手の話を書くと膨大な長さになってしまうので、また少しずつ書きたいと思います。
コメント