実は、生命保険業務に長らく関わってきたのむこです。
ライフプランナーもしていましたし、コールセンターで保険販売やアフターサービスも行っていました。
生命保険の資格は会社が変わるたび都度受けなおす必要がありますが、3回同じ試験を受けておりますwww
おそらく旦那さまの転職がなければ今も関西の地で保険のオペレーターでお客様対応をしていました。
引越し先に保険のオペレーター業務がなかったので、保険の仕事には付きませんでしたが、保険の内容を知り、お客様の加入後のサポートをする仕事はわりと向いていた業務でした。
保険の仕事が長いと気になるのが自分の保険。
色々な保険会社を見てきたわたしが、子供の学費のために加入した保険のお話です。
まずは子供の学費がどれくらいかかるのかを知ることが大事
妊娠してすぐに学費を考える方もいれば、出産後に考える方もいると思います。
子供の学費の用意は大事ですが、保険に加入するまえにまずは子供の学費がいくらかかるか知る必要があります。
大学まで公立の場合と全部私立の場合では雲泥の差。
幼稚園から大学まで全て私立と過程して、役2500万円程
私立大学の理系、薬学部や医学部などは更に学費がかかります・・・
詳細はこちら⇒文部科学省平成28年度子供の学習費調査
上を見るとキリがないのが子供の学費です。
保険で大切なのは掛金を継続できる金額に設定すること
トータルでみるとびっくりする金額ですが、主にかかってくる費用はやはり高校以上。
特に大学に行くとなれば入学金や授業料もそうですが、その前の入試の費用も馬鹿になりません。
将来に備える学費の殆どがおそらくこの大学の費用になります。
できる限り貯蓄したいところですが、まず大切なのは普段の生活です。
赤ちゃんが小さいころはまだお金はそんなにかからないため、月々の掛金を高く設定しがちです。
ですが、掛ける前に一度それが継続できるか考えてください。
子供が成長するにつれ、衣食住、光熱費など、必要になるお金は増えていきます。
最初は払えると思って高額な掛金を設定しても、途中から支払いが厳しくなり、減額や解約になる可能性もあります。
保険で一番もったいないのが、途中で払えなくなって解約することなのです。
貯蓄型の保険は中途解約すると、「解約金」があります。
ですが、中途解約した解約金<それまでの払い込み合計金額になります。
途中で解約するくらいなら、自分で貯蓄したほうがお金は貯まります。
学資保険はあくまでも貯蓄
これは個人的な意見になりますが、裕福で普段の生活はもちろん、急な病気や万一の時でも子供の学費になんの心配もない世帯には学資保険は必要ないと思っています。
学資保険はあくまで子供の将来のための貯蓄。
ですが、ただの貯蓄と違うところは、契約者が万一の状態(高度障害や死亡)になった場合に以後の掛金を支払わなくても、満期時に決まった金額を保障されるのが特徴です。
ですので、
- 一家の大黒柱が万一の場合、子供の学費を工面できない恐れがある
- 払い込み期間終了までの間、解約せずに払っていける余力がある
この2つが揃った場合に入る保険が学資保険です。
もしも学資保険を払っていける余力がない場合は無理して学資保険に入るべきではありません。
学資保険に加入する余裕が無い場合は別の方法を考える
まずは今の生活を考えるのが1番大事!
ですが、子供の将来のため少しでもいいから工面しておきたいのが親心。
でも学資保険は貯蓄なので、貯めようと思うとそれなりに月額がかかります。
銀行へ貯蓄するだけだとすぐにお金を引き出せるため、急な病気や冠婚葬祭など、思わぬ出費でつい使ってしまうおそれがあるのも事実。
だからこそ、出来るだけ「支払う」という方法で将来のために備えたい。
そこで、「終身の死亡保険」を選択するというパターンもあります。
終身の死亡保険とは
一言で説明すると
- 払い込み期間を子供の大学(もしくは高校)入学よりも早く終えておく
これだけです。
払い込み期間は短ければ短いほど保険会社が運用する期間が長くなるため、解約返戻金が払い込み金額よりも多くなります。
そして、死亡保障なので生命保険料控除を受けることができます。
死亡保険なので、契約者が万が一の場合に保険金が受け取れます。
学資保険と終身死亡保険の違い
学資保険は契約者死亡の場合、
- 保険料の払い込みがなくなる
- 満期時に満額保険料が支払われる
終身死亡保険は契約者死亡の場合
- 死亡保険が支払われる
まずはここが違います。
契約者になにもなければもちろん両方保険料は最後まで支払う必要があります。
違いは
子供の学資保険とそれ以外の備え方まとめ
どちらの保険もいいところはあります。
もちろん、死亡保障+学費の+αの用意が理想です。
ですが、難しい場合は死亡保障の中に貯蓄として何割か終身保障を入れるという選択肢もあるということ。
我が家は学費保険を別で備えるのが難しいと考えたため、死亡保障1000万(仮)のうち300万(仮)を終身にして柔軟に対応できるようにし、無理なく保険料を支払う選択にいたったのでした。
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