妊娠中に着用する腹帯とは
腹帯とは、妊婦さんの大きく重たくなったお腹を支える帯です。
昔からあるタイプは「サラシ」ですが、今は腹巻タイプはガードルタイプなど、色々な種類の妊婦帯があります。
妊娠5ヶ月から？腹帯はいつから必要？
妊娠5ヶ月ごろは、妊婦さんのお腹が段々大きくなってくるころ。
この頃はまだお腹もそんなに大きくないため、腹帯が絶対必要かと言えば、そうではありません。
そもそも腹帯を着用する理由とは
着用する理由としては、
- 大きく重たいお腹を支える
- 冷えや寒さから守る
体のことを考えると大きくこの2つになります。
ただ、もう1つ。昔から言われる
- 安産祈願
があります。
昔は今よりも妊娠・出産で命を落とすことも多かったため、安産祈願としての意味もあるのです。
病院によっては腹帯不要と言われることも…
腹帯をすることによって、血圧が上がったり血流が悪くなり赤ちゃんに支障が出る可能性もあるそうです…。
そのため腹帯不要と言われることもあります。
ただ、圧迫がよくないだけで、柔らかく負担がなければ着用自体に問題はないとのこと。
1番大事なことは妊婦さんが楽かどうか
腹帯をつけるか否かで一番大事なことは、妊婦さんが楽かどうか！
お腹が日に日に大きくなると、腰にかかる負担は半端なく、足の付け根や腰に痛みが出てきます。
お腹の重みを腹帯によってサポートするだけで、痛みの軽減ができるのです。（経験談）
妊娠5ヶ月の戌の日に祈祷する理由とは
なぜ戌の日に祈祷するようになったかは、犬が安産であることが多いからだと言われています。子供をたくさん安産で産む犬にあやかり、戌の日に「無事生まれますように」と願いを込めて祈祷します。
祈祷の仕方は神社で違う
安産の神様が奉ってある神社で、自分を祈祷してもらい、祈祷済みの腹帯を受取
ります。
持ち込みの腹帯を祈祷してもらう場合や、神社に腹帯が用意されているところもあります。
また、自分に腹帯を巻いていってそのまま祈祷してもらう神社もあるため、参拝する神社に前もって確認が必要です。
戌の日にこだわらず妊婦さんの体調に合わせる
5ヶ月の戌の日にお参りするという慣わしですが、5ヶ月は妊婦さんも安定期に入ったばかり。
人によっては悪阻が続く人もいます。
安産祈願に行くなら、戌の日にこだわらず、妊婦さんの体調に合わせることが何より大切です。
また、安産祈願は家族にお願いして祈祷してもOK！
体が辛い妊婦さんは、ご主人や両親に頼むのもいいでしょう！
のむこは3人目妊娠時、義父が突然「祈祷に行ったから」と腹帯をプレゼントしてくれました。
産まれる前から孫を大切にしている気持ちが伝わってきて、とても嬉しかったのを覚えています。
妊娠を4回経験した結果腹帯は必要！
ちなみに、「必要ない」とも言われる腹帯ですが、4人を妊娠出産した結果…。
腹帯は必要！
という結論に至りました。
のむこはとにかく面倒なことがキライです。
腹帯も面倒！腹巻タイプやベルトタイプも不要ならつけたくない派です。
4人とも7ヶ月目くらいまでは「腹帯なしでいける！」と思っていました。
ええ、思っていたのです…。
しかーーーーしっ！！
7ヶ月を過ぎ、臨月に近づくにつれどんどん大きく重くなる腹！
日に日に重さを増し、腹囲は100cm超え！
はっきりいって、重い以外の何者でもありません。
そして、重さで体の重心が変わり、腰にかかる負担。
負担が蓄積され、腰痛。
さらに重さは増し、足の付け根の痛みや恥骨辺りも痛みます。
その上赤ちゃんによって圧迫され、のむこなんか痔になりましたからね。
お尻まで痛いですからね！
それがあら不思議！腹帯で支えるだけで痛みがかなり和らぐのです！
腰も足の付け根も恥骨も！
さらには痔も若干は大人しくなってくれます。
もちろん個人差はありますし、苦しいなら腹帯なしでいいと思っています！
腹帯のメリットデメリットをタイプ別に紹介
4回妊娠して、様々なタイプの腹帯と妊婦帯を使ってきました。
それぞれメリットデメリットがあるので紹介していきます。
さらしタイプの腹帯
色々使って結局一番のむこにあっていた腹帯がさらしタイプ。
めんどくさがりなのむこなのにさらしタイプを絶賛するには理由があります！
さらしタイプの腹帯のメリット
- 自分の好みの締め具合に調整できる
- お腹が出始めてから出産間際まで使える
- 価格が安い
- 腰や足の付け根などの痛みの軽減幅が大きい
- 産後の骨盤を締められる
- 赤ちゃんの月齢が進めばおんぶ紐になる
さらしタイプの腹帯のデメリット
- 巻くのが面倒
- 洗濯の際干しづらい
- 巻き方によってはズレる
- お腹がかなり大きくみえる
サポートベルトタイプの腹帯
サポートベルトの腹帯は、お腹を下から支えてくれるため、お腹が重くなってくる妊娠中期～出産前まで活躍します。
とにかくお腹の重さをどうにかしたい人におすすめ！
サポートベルトタイプの腹帯のメリット
- しっかり支えてくれるため重みが軽減する
- 締め具合を調整しやすい
- 重みが軽減するため腰痛も減る
サポートベルトタイプの腹帯のデメリット
- ズレやすい
- 服の上からベルトの存在がわかる
- 締めすぎると苦しいため注意が必要
骨盤ベルトタイプの腹帯
骨盤ベルトタイプは産前～産後と幅広く使えるのが便利！
産後に骨盤ベルトが必要な産院もあるため、1本は用意しておくことをおすすめします。
骨盤ベルトタイプの腹帯のメリット
- 産前～産後まで長期にわたって使える
- 骨盤を支えるため、腰痛などの痛み緩和になる
- 産後にしっかり骨盤を締められる
骨盤ベルトタイプの腹帯デメリット
- ズレやすい
- 骨盤メインのため、お腹をしっかり支えられない
- 服の上からベルトの存在が分かる
腹巻タイプの腹帯
腹巻タイプの腹帯はお腹を温める目的であれば、妊娠初期から使えます。
サイズも様々で、お腹が少し膨らむ5ヶ月ごろまで快適に使えます。
腹巻タイプの腹帯のメリット
- とにかく脱ぎ着が楽
- 冬場の妊婦に優しい温かさ
腹巻タイプの腹帯の デメリット
- 適切なサイズでないと苦しいorゆるい
- 夏場は暑くて使いづらい
ガードルタイプの腹帯
ガードルタイプの腹帯は、とにかく着脱が楽！
そして、それなりに支えてくれるので、お腹が大きくなり始めてから7、8ヶ月ごろまで気持ちよく使えます。
ガードルタイプの腹帯のメリット
- 脱ぎ着がしやすい
- ズレないため産休までの仕事で活躍する
ガードルタイプの腹帯のデメリット
- サイズやメーカーによっては苦しく感じる
- 臨月になると上部に圧迫を感じる場合がある
妊娠5ヶ月からの腹帯や戌の日の祈祷まとめ
4人出産して思うことは、妊娠5ヶ月すぐに腹帯は必要ないと思います。
ですが、妊娠期間の感じ方は個人差が大きいため、腹帯は本人が必要と感じたときに着用するのが1番です！
お腹が大きくなってから下から支えてくれる腹帯は、ただでさえしんどい妊婦さんにつきまとう腰痛を軽減してくれるありがたいアイテム。
腹帯と上手に付き合って、ストレスや痛みが減り、少しでも楽しい妊婦ライフになりますように！
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